MANUFACTURING
本当に良い靴とは何なのか。靴工場である私たちがその答えを探し続け、追求し続けた結果が NORIEI ブランドの靴です。私たちの考える良い靴とは、歩行がしやすく、靴の内部が快適な状態を保てる靴です。かかとが納まり足をしっかりと固定できつつ、足指を自由に動かせ、地面をしっかりとつかめるイメージを持った構造。足に馴染むアッパーの素材や、吸排湿性の高い内部構造。これらを高い次元で実現させるために、ラストの調整や製法の工夫、素材の吟味を繰り返し、満足のいく靴を作ることができました。
ORIGINAL LAST
ラストと呼ばれる足の木型は、靴を作る上でとても重要な役割を果たします。靴の善し悪しを決める上で最も重要な部分だと考え、多くの時間を費やしてきました。微調整を重ね、何度もラストのサンプルを作り続けることによって、満足のいく形、そして履き心地のよい靴ができると考えています。
MATERIALS
植物タンニンでなめされた牛革や馬革など、現在では生産数も限られた貴重な素材を使用し、私たちの靴は作られています。 革にはそれぞれに裁断されるべき場所があり、それを無視し効率だけを重視した使い方をしてしまうと結果的に履き心地が悪く、壊れやすくなってしまいます。私たちは、素材選び・革の裁断・ライニング(裏革)など目に見えにくい部分まで、足のことを第一に優先した靴づくりを行っています。
GOODYEAR WELT CONSTRUCTION
靴の安定感、歩行のしやすさ、頑強さという面でグッドイヤーウェルト製法は非常に優れた製法です。外底のステッチを解くことで外底だけ取り外し、ソール交換が可能というのも優れた利点です。履きこむことで中底と外底の間に敷き詰めたコルクが、足の形に馴染んでフィットしていくので、長時間歩行しても疲れにくくなります。丈夫で長く履くことのできるグッドイヤー製法の靴ですが、工程数が多くなる分使われるパーツも多くなるため、他の製法に比べ靴の重量が重たくなってしまいます。私たちはラストを改良することで、その重たさを感じさせないホールド感を実現しました。